効果
カードのテキスト欄に書かれた内容で、使用したときにゲームに影響を与える一時的な追加ルールのようなものである。
効果とルールとのあいだに矛盾が生じた場合、原則として効果の方が優先される。
効果の背景が赤や緑などの色によって塗り分けられている場合、その効果はテキスト欄左側にある時代アイコンと同色の時代でのみ効果があるものとして扱う。
- 効果
- アビリティ
- アクションアビリティ
- トリガーアビリティ
- フィールドアビリティ
- スペル
- クロノバースト
- キーワード能力
- トリガーアビリティのキーワード能力
- 『ソウルチェンジ(X)』
- 『ハーベスト X Y』
- フィールドアビリティのキーワード能力
- 『オーラ』
- 『速攻』
- 『勇猛』
- 『突破 X』
- 『魂石化』
- その他
- ソウル能力
効果
アビリティ
- 戦場に配置されたユニット、ヒストリーが持つ効果で、アクションアビリティ、トリガーアビリティ、フィールドアビリティの3種類がある。
- 基本的に効果の名称、アビリティの分類名称の記述はなく、効果内容のみが記述され、記述方法によって上記3種類に区別される。
- 例外として『』(二重かぎかっこ)で囲んだ単語のみが書かれているアビリティがあり、これらはキーワード能力と呼ばれる。
アクションアビリティ
- メインフェイズ、攻撃前ステップ、防御前ステップ、ダメージ前ステップ、ダメージステップ、調整フェイズ時に指定されたコストを支払うことで効果を発動する。
- 使用には優先権を行使する必要があり、アクションアビリティの効果はスタックに乗る。
- 「コスト:効果」の形式で書かれる。「:」の左側に書かれたものは「起動コスト」といい、支払うことで右側に書かれた効果が発生する。
- 起動コストには、ソウルの支払い、ワイプ状態にする、手札を捨てる、ユニット・ヒストリーの犠牲、ライフの支払いなどがある。またこれらのコストのうち複数が書かれている場合は、そのすべてを支払う必要がある。
- ワイプ状態にすることがコストに含まれる場合、ユニットに限り、戦場に配置した次の自分のターンがくるまで使用することができない。(ヒストリーの場合は関係ない)
- コストは即座に支払う必要があり、コストとしてユニット、ヒストリーを犠牲にした処理中において、割り込んでそのユニット、ヒストリーを対象に選択することはできない。(すでに捨て札置き場に送られているため)
- アクションアビリティを発動したユニット、ヒストリーが捨て札置き場に置かれたとしても、すでに発動しスタックに乗っている場合は無効化されず、ユニット、ヒストリーの効果として扱われる。
- 例:《黒水晶の髑髏》が「黒水晶の髑髏を犠牲にする:対戦相手に2ダメージを与える。」効果のコストで自身が捨て札になっていたとしても、効果は正常にスタックに乗り、またヒストリーの効果として扱われる。
トリガーアビリティ
- 「~したとき、」「~するたび、」という記述があり、その誘発条件を満たすたびに自動的に発動する。(混同しやすい記述に「~場合」があるが誘発条件ではない)
- 誘発条件を満たしたとき強制的に発動し、「~してもよい。」などの記述があれば選択はできるが、発動そのものはしているためスタックには乗る。
- 「そうしたならば~」などの記述がある場合、誘発条件を満たした時点で効果がスタックに乗り解決時に前述、後述を続けて解決する。(前述と後述の間に割り込むことはできない)
- 同時に複数のトリガーアビリティが誘発した場合、まずターンプレイヤー側のトリガーアビリティを任意の順番でスタックに乗せ、その後に非ターンプレイヤーのトリガーアビリティをスタックに乗せる。
- トリガーアビリティを誘発したユニット、ヒストリーが捨て札置き場に置かれたとしても、すでに発動しスタックに乗っている場合は無効化されず、ユニット、ヒストリーの効果として扱われる。
- 戦場から、別のフィールドへ置かれることでトリガーアビリティが誘発されたとき、それは直前までいたフィールドの状態をもとに効果が誘発される。
フィールドアビリティ
- カードが戦場に配置されているあいだ常に発揮し続ける。
- 最優先で即座に適用され、スタックに乗らない。
- キーワード能力の多くがこれに該当する。
スペル
- メインフェイズ、攻撃前ステップ、防御前ステップ、ダメージ前ステップ、ダメージステップ、調整フェイズ時に指定されたコストを支払うことで、手札にあるスペルカードを使用する。その後、捨て札置き場に置かれ効果を発動する。(効果が解決されるまではスペルカードの効果ではなくスペルの効果として扱われる)
- 使用には優先権を行使する必要があり、スペルの効果はスタックに乗る。
- スペルカードとスペルは混同してしまいがちだが、ルールとしては別である。ルール上はコストを支払い手札からスペルカードを使用したときスペルの効果として扱われる。なのでクロノチェック時に発動したCBはスペルではなくスペルカードの効果として扱われる。
- 例:《力の天使 ラーン》の「スペルに選ばれない」のように、効果の文面においてスペルと書かれている場合、スペルカードのCBには選ばれるので注意。
クロノバースト
- 自分のクロノチェック時にCBアイコンを持つカードがCAヤードへ置かれたときに発動してもよい。
- CBはスタックに乗る効果だが、チェックフェイズには優先権が発生しないため割り込むことはできない。《奇跡の体現者 エルゼー》などの効果によって、優先権の発生するフェイズ、ステップ時にCBが発動したときに割り込むことができる。
- 公式ルールを含め「CB」と略称表記されるのが一般的。
- スペルの項目でも説明があるように、CBはCAヤードで発動するため、ルール上はユニット、スペル、ヒストリーの効果ではなく、ユニットカード、スペルカード、ヒストリーカードの効果として扱われる。
キーワード能力
文章が長いものやよく使われるものを短いキーワードでまとめたアビリティ。
トリガーアビリティのキーワード能力
『ソウルチェンジ(X)』
- 自身を戦場に配置するとき、【カテゴリ(X)】のユニットを犠牲にしてもよい。そうしたならば、自身のコストの支払いは犠牲にしたユニットのコストの分だけ減る。
- 「配置されたとき」ではなく、「配置するとき」というタイミングなので割り込むことはできない。(ユニット、ヒストリー、SSの配置に対して割り込むことはできない)
- 詳細はソウルチェンジを参照。
『ハーベスト X Y』
- あなたの時代が発展したとき、自身の上にXカウンターをY個置く。
- 詳細はハーベストを参照。
フィールドアビリティのキーワード能力
『オーラ』
- 『オーラ』を持つユニットのみで攻撃を行った場合、『オーラ』を持つユニットしか防御ユニットに指定できない。
- 詳細はオーラを参照。
『速攻』
- 自身は戦場に配置されたターン、攻撃ユニットに指定してもよい。また戦場に配置されたターンおよび次の相手のターン中、コストにワイプを必要とするアビリティを発動してもよい。
- 詳細は速攻を参照。
『勇猛』
- 自身は攻撃ユニットに指定してもワイプしない。
- 詳細は勇猛を参照。
『突破 X』
- 自身の攻撃による戦闘ダメージによって防御ユニットを破壊し、自身が破壊されなかった場合、防御側プレイヤーにXダメージを与える。
- 詳細は突破を参照。
『魂石化』
- 自身が戦場から捨て札置き場に置かれる場合、代わりにアクティブ状態でソウルヤードに配置する。
- 《ガイラの末裔》や《王宮衛士隊》のようなトリガーアビリティと勘違いをしそうだが、捨て札置き場を経由せずソウルヤードに直行するため、似たタイミングで発動する効果だが同時に発動しない。つまり両立できないのでデッキ構築段階においてはあまり相性が良いとはいえない。
- 詳細は魂石化を参照。
その他
ソウル能力
- 自分のアクティブ状態のSSをワイプすることでソウルを生み出す。
- 使用には優先権を必要とせず、好きなタイミングに任意で発動でき、スタックに乗らない。
- 生み出されたソウルはソウルプールに貯蓄されるが、フェイズをまたぐと生み出したソウルは消えてしまう。
- 最終更新:2013-11-23 14:21:33